推薦コメント

(あいうえお順)

●小山内美江子(脚本家)
ちがっているということに生命の特徴がある、関わりの中に生命がある―――など、
すばらしい言葉があってハっとさせられる。それが学習・教育だと思った。
若者にも、高齢者にも観てほしい作品である。


●ジェームス三木(脚本家)
文明や経済に気をとられることなく、人間の正体を見つめ直すことから、
教育をはじめなければならない。それをいま痛感する。


●千葉茂樹(日本映画学校 校長)

しずかな感動を受けとめました。
今の時代に、貴重なメッセージをありがとう。
人間を育てる意欲に、とても教えられました。
感謝のうちに―


●寺脇研(元文部省官僚・映画評論家)
三十余年前、当時文部省の裁判担当者として被告側の席に坐っていた駆け出し役人の
わたしは、家永教科書裁判の法廷で大田先生の毅然とした証言に、密かに感動した。
わたしが教育行政の中で「生涯学習」から世に言う「ゆとり教育」への流れを推進する
原動力になったのは、学習あってこそ教育は成り立つという思いだ。
そう思ったわたしは、表に出ない勝手な押しかけ弟子?
この映画を観て、改めて大田先生とお目にかかりたくなった。
ここにあるのは戦前から戦後への教育の歴史。21世紀の今、現在それがどうなっていて、
震災と原発事故を経験した今、未来にそれがどうなっていくべきか…伺いたいことは多い。
日本の教育に関心がある者、必見。


●松元ヒロ(コメディアン)

あの3.11後の日本だからこそ、この映画は特に私たち庶民の心に光を灯してくれます。
原発事故の後だからこそ、なにが一番大事なのかを気づかせてくれます。
軍隊のように行進させて、競争させて、国家の役に立つ人間や国家に都合のいい人間をつくる教育ではない学び。
人間ひとりひとり、子どものひとりひとりを最も一番に考えていくのが本当の教育なんだ!
原発よりも電気よりも、先ずは人間!その人間が生きるための様々な生物とこの地球、そして宇宙を含めた自然界。
それらに学び・・・思わず全ての他者に「ありがとう」と言いたくなるような、そんな映画です。


 ●山田洋次(映画監督)

学校の教師や子を持つ親、そのすべての人たちに見てほしい映画です。