●今の社会や教育に大切なことがたくさんつまっていました。私は教員になるために大学で教育学を学んでいます。
私の考えと同じだなと思ったことは、「子どもたちが自ら学ぶことを助けるのが教育」という言葉でした。教員は
絶対にえらそうにしていてはいけないと思います。大田さんのように常に謙虚でいることが大切だと感じました。
今回の貴重な体験を大切にしていきたいと思います。(10代・男・学生)
●難しい題材にもかかわらず、ほのぼのと見やすい、楽しんで見られる作品に作られていたと思う。これからの日本
の教育だけでなく、様々な世界問題への答えの基本になるようなことが学べて良かった。(20代・女・学生)
●とてもよい映画だと思いました。現在大学で教育について学んでますが、失礼ながら、大田先生のことを詳しく
知りませんでした。しかし、大田先生の「違っている」ことを大切にということや感性を育てるということに共感
できました。(20代・女・学生)
●教育を学び始めたばかりで、大田先生のことは今回初めて知ったのですが、とても良い作品を観せていただいた
と思いました。ただ単純に大田先生のキャリアや考えをなぞるとう構成ではなく、大田先生が関わった様々な活動
に多角的に迫ることで、興味深く観る者に考える余白を与える素晴らしい構成だったと思います。(20代・女・学生)
●教育って自分が学んだ何か難しいことを伝えることかと思っていました。この映画を観て、教育観が変わりました。
子どもの伸びようとする力を援助すること。全くそうですね。援助することができなくても伸びようとする力を
自分の価値観を押しつけることで妨げないようにしていきたいです。心に残る言葉が沢山ありました。でも“○○
しなくてはいけない”などの押し付けが全くない。観る側の人権を大切にしてくださる優しい映画でした。
(20代・女・学生)
●失われた絆を構築するために必要なプロセスの始まりの部分に我々は立っていることを認識させ、人としての
とても大切で大事な心を取り戻せる映画でした。(20代・男・学生)
●家族、友人、多くの生物たちによって自分が生かされていることを考えさせられました。私はそのことを思いながらこれからの人生を生きていきたいです。他者や動物、小さな生き物たちを大切に、その立場になって考えられる人になりたいです。(20代・女・団体職員)
●「違っていいんだよ」ではなくて「違う」。このことばで人間ひとりひとりの人権や生命を守っているんだと感じ
ました。今後も教育とは何かを考えていきたいと思うきっかけにもなりました。(20代・男・学生)
●見やすく心に伝わりやすい映画でした。教育という課題が主題にありながら、人間の生きる社会とは何か、地域
環境の異なる社会で生きている人間が何かなどと自分自身の現在を見つめる機会ができました。モノとカネを必要
とする生活、欲するだけのモノとカネが作り出す豊かな生活は、人間にとってどれだけ必要なことなのか否かを
関連づけることができる映画だと感じました。(30代・女・会社員)
●3・11以降主権者としてどう生きていくのか、自問する日々です。その中で、今日映画を観ることができて良かった
です。谷川さんの詩と子どもの表情がとても印象的でした。(50代・女・会社員)
●少しばかり疲れていた心に温かい刺激を与えていただきました。もう一度、足元を見つめ原点にかえって生き方を
考えたいと思います。ありがとうございました。いつまでもお元気で。刺激をいただきたいと思います。(50代・女)
●先生をめざす学生、教員、小さい子をもつ両親、孫のいる人に一人でも多く観て欲しいです。まず一人ひとりが違うことを認め合う。今日から私が実践しようと思います。60歳にもなると自分のやり方に妙な自信があって、違うことを素直に受け入れる素地がなくなります。じっくり考えながら帰ります。(60代・女・会社員)
●大田さんの大切にしている一人ひとりの“いのち”に光を、生き物に的を当ててアートにして下さった映画と思いました。完成、本当に嬉しいです。大田先生のお声にいのちがみなぎっていて、私たちは「生きる」ことの光を感じさせていただきました。(60代)
●谷川俊太郎さんの詩「かすかな光へ」が谷川さん本人の朗読により、映画の始めと終わりに読まれていたのが印象深い。映画の題名「かすかな光へ」もこの映画の基本テーマを、3月11日の東日本大震災から再生を目指す人々への共感、励ましになっていると思われる。「モノ」と「カネ」中心世の中を自然とヒトとが共存、共生する社会への転換を目指す手がかりはこの映画のタイトルにもある「かすかな光」に求めたい。自主上映グループを東日本だけでなく、全国各地で広めていきたいと思いう。ナレーションの山根基世さん、音楽の林光さんも良かった。(60代・男・教員)
●まず、大田さんの体の元気さに目を見張りました。“朝、目が覚めたときに、今日はこれをしようという夢を持つ”。人間は精神によって肉体が支えられているということは確かなことだと思います。大田さんが実践された青年学級から学ぶことがたくさんあります。震災でマイナスからのスタート、ニート、フリーターを余儀なくされた若者、先の見えない日本の現状で、今こそ必要なように思いました。(60代・女)